親が突然亡くなった|今夜・明日・今週すること 完全チェックリスト
公開日: 2026/5/9
本記事の情報源について
法務省・国税庁・裁判所・日本年金機構・金融庁等の公的機関の情報をもとに作成しています。 内容の正確性に努めていますが、法令は改正される場合があります。 具体的な手続きについては最新の公的情報をご確認のうえ、司法書士・弁護士・税理士等の専門家にご相談ください。
まず、深呼吸してください
親や大切な人が突然亡くなったとき、何から始めればいいかわからなくなるのは当然です。相続手続きの多くは数ヶ月の猶予があります。今夜と明日にやることは限られています。このチェックリストを順番に確認してください。
ℹ 補足:相続放棄(3ヶ月)・準確定申告(4ヶ月)・相続税申告(10ヶ月)など、ほとんどの手続きには時間的余裕があります。今夜あわてて決めなくて良いことがほとんどです。
今夜やること(死亡当日)
病院で亡くなった場合、医師から「死亡診断書」が発行されます。自宅や外出先での突然死は警察が介入し「死体検案書」になります。いずれも後の手続きに必須の書類です。
- •死亡診断書(または死体検案書)を受け取る・コピーを5〜10枚取る
- •葬儀社に連絡する(病院が紹介してくれることも多い)
- •近親者・友人に訃報を伝える
- •遺体の安置場所を決める
💡 ポイント:死亡診断書は原本が1通しか発行されません。後の手続き(銀行・保険・役所)でコピーが必要になるため、すぐに5〜10枚コピーしておきましょう。
今日中〜3日以内にやること
葬儀の準備と並行して、法的に期限のある手続きを進めます。死亡届は7日以内に提出が必要です。
- •死亡届を役所に提出する(7日以内・葬儀社が代行することが多い)
- •火葬許可証を取得する(死亡届提出時に発行)
- •葬儀の日程・場所・形式を決める
- •遺言書の有無を確認する(金庫・引き出し・公証役場)
- •健康保険証・マイナンバーカードを手元に保管する
1週間以内にやること
葬儀が終わったら、行政手続きの準備を始めます。急ぐ必要はありませんが、早めに動くと後が楽になります。
- •世帯主変更届(世帯主が亡くなった場合・14日以内)
- •健康保険の資格喪失届(会社員の場合は会社経由・5日以内)
- •年金受給停止の手続き(厚生年金10日以内・国民年金14日以内)
- •電気・ガス・水道などの名義変更を検討
- •銀行口座の凍結前に当面の生活費を引き出しておく
- •相続人・相続財産の洗い出しを始める
⚠ 注意:銀行は死亡を知ると口座を凍結します。葬儀費用や当面の生活費は早めに準備しておくと安心です。ただし凍結後でも、一定の手続きで仮払いを受けられる制度があります。
急がなくていいこと(数ヶ月の猶予あり)
焦って決める必要のないことも多くあります。以下は期限が長いため、落ち着いてから検討しましょう。
- •相続放棄の判断(3ヶ月以内・まずは財産・借金の全容を把握してから)
- •遺産分割協議(相続人全員が合意できれば時期は自由)
- •不動産の相続登記(3年以内・義務化されたが猶予あり)
- •相続税の申告・納付(10ヶ月以内)
- •銀行口座の名義変更・解約(急ぐ必要なし)
- •形見分け・遺品整理(気持ちの整理がついてから)
よくある質問
Q. 親が突然亡くなりました。今夜中にやらなければいけないことはありますか?
今夜中に必須なのは「死亡診断書を受け取りコピーすること」「葬儀社に連絡すること」「遺体の安置場所を決めること」の3つです。相続手続きのほとんどは数ヶ月の猶予がありますので、今夜は無理をしないでください。
Q. 死亡診断書はいつ、誰がもらえますか?
病院で亡くなった場合は担当医師から、自宅等で突然亡くなった場合は警察や嘱託医から「死体検案書」として発行されます。遺族(配偶者・子ども)が受け取ります。後の手続きで何度も使うため、すぐに複数枚コピーしてください。
Q. 銀行口座はすぐに凍結されますか?
銀行が死亡の事実を知ったタイミングで凍結されます。死亡届を出しただけでは自動的に凍結されません。葬儀費用や当面の生活費は早めに準備しておくと安心です。凍結後でも「仮払い制度」を使えば一定額を引き出せます。
Q. 遺言書が見つかりました。どうすればいいですか?
自筆証書遺言・秘密証書遺言は勝手に開封せず、家庭裁判所で「検認」の手続きが必要です。公正証書遺言はそのまま使えます。封筒に入っている場合は絶対に開けないでください。
あなたの状況に合わせた手続きリストを作成
5つの質問に答えるだけで、あなたに必要な手続きと期限を自動で整理します。 相続放棄・相続税・登記など、見落としがちなタスクを一覧管理できます。
無料で手続きリストを作る登録5分・クレジットカード不要
関連ガイド
親が亡くなった当日〜7日以内にやること|死亡届・葬儀・緊急手続きの流れ
親が亡くなった直後の緊急手続きを解説。死亡診断書の受け取り方、7日以内に必要な死亡届の提出先と書き方、葬儀社の手配、近親者への連絡まで、混乱した状況でも動けるようにステップで整理しました。
詳しく読む →親が亡くなったら最初にやること|相続手続きの順番とチェックリスト
家族が亡くなった後に何から手をつければいいか解説。死亡届から始まり、年金停止・銀行・相続放棄・準確定申告・相続税まで、期限順に全手続きをチェックリスト形式で整理します。
詳しく読む →年金・健康保険の停止手続き完全ガイド
家族が亡くなった後の年金・健康保険の手続きを解説。年金停止届の期限・方法・未支給年金の受け取り、健康保険証の返却、国民健康保険・後期高齢者医療の資格喪失届を詳しく説明します。
詳しく読む →相続手続きの費用はいくら?専門家費用と自分でやった場合の徹底比較
相続手続きにかかる費用の全体像を解説。相続登記・相続税申告・相続放棄・遺産分割など手続きごとの専門家報酬の相場と、自分で行う場合の費用を比較します。
詳しく読む →